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第16話 医者の不養生

小児科医のつぶやき|第16話 医者の不養生

医者の不養生とは昔からよく言ったものです。自分にはあまり関係ないよなと思っていましたが、やはりその言葉があてはまる事態になってしまいました。というか、その兆候は少し前からあったのですが。


まずは数年前から胃の痛みが時々ありました。あまり気にはしてなかったのですが、友人の勧めもあり内視鏡検査を受けました。すると、やはりというかピロリ菌が見つかりました。しかも、潰瘍までしっかりとありました。内服治療により何とかピロリ菌を除菌することが出来ましたが、1度目は失敗してしまいました。検査してもらった友人によると、日本人ではピロリ菌を持っている人は多いとの事です。ピロリ菌はいろいろな病気の原因と言われていますので、ある程度の年齢になられた方や胃の痛みのある方は一度きちんと検査を受けたほうがいいですよ。検査自体は苦痛もなくあっという間に終わりますので。


それと、遂に僕にもやってきました、「メタボ」の3文字が。学生の頃は野球をやっていたこともあり、贅肉とは無縁で考えた事もありませんでした。ところが、仕事を始めると食事も不規則になり、運動することがなくなってしまいました。時間がないからという理由で運動から逃げていたのかもしれません。特に開業してからは椅子に座って仕事をする事が多く、ますます動く事は減ってしまいました。昨年、今年と検診で「痩せましょうね」とのお言葉を頂きました。確かにジーパンも苦しくなり、お腹の肉は確実に増加していました。


そこで、一念発起してダイエットを開始しました。数年前から水泳は始めていましたが、まずは回数を増やすということで、週3回1km泳ぐことにチャレンジしました。最初は25m泳ぐのでさえ息苦しい感じでしたが、現在では何とか苦労せず出来るようになりました。しかし、これだけでは効果が見えなかったため、今年6月からランニングも開始しました。以外と時間は何とか作ろうと思えば出来るものですね。


お陰で、最近になり少しずつ効果が現れてきました。まだまだではありますが、体重は3kg程減少し(新生児1人分だ~)、ジーパンもウエストは緩やかになり履きやすくなりました。動きも少し軽やかになったかなと思えるようになりました。急激なダイエットはいけませんので、ゆっくりゆっくりやっていこうと思います。患者さんを診察するのに、まずは自分が健康でなくてはいけません。もしかしたら、今から少し顔もほっそりするかもしれませんが(これは無理かな)、何か悪い病気ではないだろうかとは思わないで下さいね。頑張っているのだなと思ってもらえたらありがたいです。医者の不養生だけは避けなくてはと思うこの頃、おやじさんは日々頑張っているのであります。


【2009年8月】
よしもと小児科 吉本寿美

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